以前ヤフオクで落札した古い和斧があります。
和斧落札の記事はこちら手斧購入
この手斧、3日目の開拓作業で山林に持っていって少し使ったら斧と持ち手の部分がガタガタになって使い物にならなくなってしまいました。
良く見てみると釘のような物が打ち付けてあります。
前所有者がガタつき始めた斧の補修目的で釘を打ち込んだと思われます。
斧の上の部分から打ち込んで斜めに入って横から出ています。
落札金額は1000円と安かったですがコレは完全に安物買いの銭失いですね。
使えなかったらタダのガラクタですよ。
なので修理を試みました。
先ずはネットで手斧、修理で検索をかけると結構ヒットします。
手斧がガタガタになる症状は結構あるようで自分でも修理出来そうだったので作業に取り掛かりました。
とりあえず打ち付けてある釘を抜きます。
そしてハンマーで叩いて斧と持ち手部分を解体します。
木が腐ってしまっています。
コレでは斧としての役割は果たせませんね。
ノコギリで腐った部分を約40mmカットします。
ヤスリで削って斧の穴のサイズに合わせていきます。
結構削りました。
コレぐらい飛び出る位にしてみました。
次に廃棄パレットの割れた端材をヤスリで削って木製の楔(クサビ)を作ります。
持ち手に先端(斧の穴に入る部分)にノコギリて切れ目をいれます。
切れ目にクサビを打ち込みます。
入らなくなるまでクサビを打ち込んで飛び出た部分をカットして完了です。
試しに薪を割ってみましたがグラつきも無くシッカリ薪を割る事が出来ます。
いい感じではないでしょうか。
ついでにこのボロボロの紐を変更します。
とりあえずちょん切る。
紙ヤスリで表面を綺麗にして
こちら油性のオイルステインの塗料で色付けコーティングします。
ウエスを使ってシッカリ染み込ませます。
渋みのある良い色合いになりました。
最後に革細工用のレザーを
カッターで可能な限り細く裁断して
革紐を縛って完全です。
サイズ感はこんな感じです。
全長が約40mm程短くなりましたがまだまだ現役バリバリです。
加工した箇所。
黒い縦の筋が今回打ち込んだ楔になります。
フルスイングしてみた訳ではありませんが今の所ガッチリ固定されていて使用に問題は無さそうです。
今後山林開拓で活躍してもらいましょうか。
以上手斧修理&リメイクの記事でした。
今日はここまで。
ではまた。
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